11月1日からの連休、市町村まつりに参加します。
昨年も大盛況だったこのイベント、県内でこんなにたくさんのおいしいものが揃うことはなかなかないと思います。
絶対に来ていただきたいと思うイベントです。
今回、チラシの表紙にうちらのロールケーキ「田んぼ巻き」の写真が入っていたので、感激しました!
アスパムさん、ありがとうございます(*^▽^*)
冬の寒さに近づいてきましたが、まだまだ外に出なくっちゃ!
ぜひぜひ皆様アスパムに足を運んでくださいね(*^^)v
またも生産現場の悲鳴が聞こえてくるような事態。
酪農家ではありませんが、他人事とは思えない状況です。
一時期、牛乳消費が進まないため、牛乳を捨てているというお話を聞いたこともありましたが、現在は不足しているという情報。
何故?
様々な要因があるようですが、まずはエサ代。
牛のエサが高くなったのには、円安になって飼料の主原料トウモロコシの値段があがり、儲からなくなって酪農をやめた人が多かったことも関係あるそうなんです。とのこと。
このように海外の影響を受けやすい他、後継者も育たないことから酪農をやめる人が増えたため、生乳の生産量が減少しているそうです。
そこにまたあの「TPP」が追い打ちをかけるわけで。
また、生産者と業者の売り買いの価格交渉も原因というお話もあるそうで、ここでもやはり「生産者が儲からない」やりとりが。
どうして生産者が儲からない仕組みがあちらこちらで起きているのでしょうか?
業者さんにも問題がありますが、一番の問題は消費者の方々が安さを求めるために起きていることではないでしょうか?
それに応えようと業者さんも苦労している面はあると思います。
ですが、何より生産者さんが儲からないのでは、当然生産量は減り、結果的に品不足に陥り、高値で購入しなければならない現象がここにおきているわけです。
安いのが欲しい!でも添加物は嫌!
それに応えようと業界は必死。安売り合戦。
集客のため、小売側はチラシに特売セールまでのせる。
それにより、いつも苦しむのは生産者さん。
そして最後は価格高騰、挙句の果て手に入らず輸入に頼る。
(でも中国産は嫌なんですよね?)
おかしいですよね。
じゃぁ、どうすればいいでしょう。
それは、きちんとコスト分を計算して、きちんと利益が残る卸価格で取引を行い、適正な価格で消費者の方にお届けするという物流を作らなければならないと思います。それはどの業界でも言えることだと思います。
特に畜産や農産物という現場では、一度やめてしまったら、すぐには復活できないのですよ。
もちろんバターだけではなく、乳製品全体に言えることですが、これから来年にかけてその「ツケ」が回ってきます。
私達もバターの恩恵を受け、感謝してきました。
バターやチーズ、牛乳があってこそ、米粉も多く活用できたからです。
しかし、ここにきてその痛みを感じてきました。
さらに、【産直=安い】というイメージにおいても苦しんでいます。
米の大暴落に次いで、乳製品の高騰・品不足という危機的状況でどう乗り越えていかなければならないか、空っぽの頭で必死で考えています。
*焼菓子(クッキーとかマドレーヌとか)続けられるかなぁ・・・(;_;)
今日のローカルニュースで、米の大暴落による生産者意欲をなくさないためにと、行政の施策も検討中とのことですが、結局のところ、お金が回らなくった農家さんに無利子で融資を行うので、利子分を補てんしますって、それって要請した○協さんへの支援策なのでは?感じているのは私だけでしょうか?
利息がつくよりはマシと考えなさいってこと?
突然ですが、このブログを書いている私は農家で育っておりません。
農業の何が分かる!と言われたら反論できませんが、知らなかったからこそ、色々なことを勉強するにつれ、ど~も農業政策、システムがおかしいのでは?と疑問を抱くことが強くなっています。
米1俵(60㎏)を作るための経費が8000円近くかかり、今回値がついた金額が1俵あたり7300円で、とんでもないマイナスとなっています。
燃料代すら稼げません。
経費の中の農家さんの労務賃は「0円」。8ヶ月以上かかっている労働費は換算されておりません。
今回に限らず、労働費はいつも計上されないのが米農家。
通常の価格取引でも、時給に換算すると毎年マイナスと言われております。
マイナスを補うために融資やら、米の前渡概算金やらで、それを受けてしまって抜けきれない生産者さんも多いのではないでしょうか?
ここ数十年見ても、米の価格が高値になる見込みはないわけですから、脱却できないですよね。
そこに追い打ちをかけるTPPもやってきますし。
さて。
生産者さんが米を作る上で必要な、経費は様々ありますが、それに関連した事業者さんは当然ここから利益を得ます。
米を集約する○協さんも手数料を得ます。
お水を管理しているところもお金を得ます。
当然、販売する小売店も販売手数料という収入があります。
生産・物流・小売りがあって消費者の方々にお届けするものですから、当然どの業界もかかる経費です。
なのに!
米に係わる事業者さんが少なからずとしても利益を得、生産している農家さんに利益がない、むしろマイナスになっているというのは異常ではないでしょうか?
マイナスになっているからと言って、かかる経費が下がるわけではありませんよね。むしろ、消費税や資材や燃料高騰で前以上に経費がかかっている筈です。
マイナスならやめればいいじゃんって簡単に言う人もいるかもしれませんが。
農業や農地を簡単に手放すことができない理由(法律も係わっています)があるから、皆さん苦しんでいるのです。
今日のニュースで「来年もこんな価格じゃ辞めなくてはならない」と落胆している農家さんを見たら、本当に悲しくなりました。
毎日、朝も夜も「田見(水管理)」をし、集落の水管理当番で朝3時に起きて、一人山の中の水管理場で開栓、閉栓したり、草刈りしたり、田植えの時も泥だらけになってクタクタになったり。
そんな代表の姿を近くで見てきました。
悔しいし腹立たしいし、グッチャグチャな気持ちでブログを書いているので、支離滅裂、感情的になっております。
安全安心、自給率向上を目指し、願っているならば、生産者さんが本当に生産意欲を持てるシステムを作らなければ達成は困難です。
「米を食べよう!」とか米粉普及活動の前に、おかしな仕組み(ここでは言えませんが)にメスを入れることが先ではないかと個人的に考えています。
そういえば、自給率達成は困難では?と書きましたが、今回の暴落は需要より供給が上回ったためと聞いていますが、なら、自給率向上に貢献したということでしょうか?
カロリー計算というへんてこりんな計算の仕方ですから、米のカロリーからいったら、向上したと考えていいんですかね?間違っているのかなぁ?
自給率向上=生産物の暴落では本末転倒ってもんです。
大変長くなりました。
ここまで読んでいただいた方に深くお詫びと御礼を申し上げますm(__)m
私達はお米を直接、消費者の皆様に販売しています。
代表者始め、近隣の農家さんたちはまだまだ先のある農業者です。
頑張れる年代なのに、意欲をなくしてほしくないのです。
私は農業者じゃない分、農業者さんの気持ちを勝手に汲み取ったつもりで、現状を消費者の方々に伝えることが責務だと思っております。
*私が勝手に言っていることなので、すべての農家さんが同じ想いとは限りません。
ぜひ今後も、農業者さんたちのご支援を心からお願い申し上げます。